章の一覧第8章 巡回のしくみ
第8章
巡回のしくみと、取れないとき
巡回は、登録したサイトのページを自動で見に行き、前回と比べて、変わったところを記録するしくみです。この章では、巡回が何を・どこまで・どんな順番で見ているかと、取れないときの見かたを、できることとできないことを分けて説明します。
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8.1 巡回とは#
巡回は、登録した監視サイトのページを、決まった範囲で自動で開き、タイトル・見出し・本文・価格・商品・申し込みのボタン・採用情報を読み取って保存するしくみです。保存した内容を、前回の内容と比べて、変わったところを変更として記録します。サイトモニタリング・サイト更新履歴・日次メールに出る変更は、すべて、この巡回で見つけたものです(第6章・第7章)。
できること
何を読み取るか#
1ページごとに、次の内容を読み取ります。
- タイトル・見出し
- ページのタイトルと、見出し(大見出し・中見出し・小見出し)
- 本文
- ページの本文。メニュー・ヘッダー・フッター・サイドバーなど、どのページにも出る部分は、できるだけ除きます
- 価格
- 「円」「¥」「税込」「月額」などの、金額の表現
- 商品・サービス
- 見出しや、構造化データから読み取った、商品・サービスの名前
- 申し込みのボタン
- 「お問い合わせ」「無料相談」「資料請求」「予約する」などの、申し込みにつながる文言
- 採用情報
- 採用ページへのリンクと、募集職種(ページに、職種の情報が埋め込まれているとき)
保存した内容は、変わった日だけ残ります#
巡回のたびに、ページの内容を、そのまま全部、積み重ねるのではありません。前回から内容が変わったときだけ、そのときの内容を保存します。変わっていない日は、前回の内容が、そのまま続いています(サイト詳細の「比較」も、この保存した内容を見比べます。第7章)。
8.2 毎日の巡回の流れ#
巡回は、毎日、日本時間のその日のうちに、監視サイトを順番に進めます。
- 1サイトずつ、順番に進めます。複数のサイトを、同時に並べて進めることもあります。何時に始まり、何時に終わるかは、決まっていません(登録しているサイトの数や、各サイトのページの数で変わります)。
- サイトを登録すると、まだ巡回していないサイトの巡回が、すぐ始まります(登録のときに、「初回クロールの順番に入れました」と出ます)。同時に進められるサイトの数には限りがあり、同じ相手のサイトは重ならないので、混んでいるときは、順番を待ちます。最初の結果が出るまでの時間は、サイトのページの数で変わります。
- 巡回に失敗したサイトは、その日のうちに、最大2回まで試します(ほかのサイトを先に済ませてから)。
- 日本時間の24時までに、順番が回ってこなかったサイトは、その日は、巡回していません。サイトの側の問題ではなく、翌日、あらためて巡回します。
- 日次メールは、毎朝9時30分に、前日の分を届けます。前日のうちに巡回できなかったサイトは、メールに「巡回できませんでした」と書かれます(第10章)。
- 巡回が成功すると、サイトの状態は監視中になり、前回の失敗の原因は消えます。次回の予定は、翌日です。
起きること
8.3 見る範囲#

巡回は、登録した監視URLの範囲だけを見ます。
- パス配下だけ:
https://example.com/service/と登録すると、/service/と、その下のページだけを見ます。サイトのほかの場所は、見ません。サイト全体を見たいときは、https://example.com/のように、入口のURLを登録します。 - 同じホスト名だけ: 登録したURLと、ホスト名(
www.の有無を含む)が違うページは、見ません。外部のサイトや、サブドメインの違うページも、対象外です。www.example.comとexample.comは、別のものとして扱います。 - ファイルは見ない: 画像(jpg・png・gif・svg・webp)・PDF・zip・動画・音声・CSS・JavaScript・XMLなど、ページではないファイルは、対象外です。
- サイトマップ: サイトの
sitemap.xml(と、まとめ用のサイトマップ)があれば、そこから、見るページを探します。なくても、トップページからリンクをたどります。 - リンクの飾り: URLのあとの広告用の印(
utmで始まるものなど)や、#以降は、同じページとして扱います。
登録のしかた#
「競合サイトを追加」のダイアログ(上の画像)で、1説明のとおり、登録したURLのパス配下を見ます。2監視URLに、見たい範囲の入口のURLを入れて、3登録して初回クロールを押します。登録の手順と、監視サイトの数の上限は、第5章で説明します。
8.4 1回に見るページと、見る順番#

相手のサイトに負担をかけないよう、巡回は、ページとページの間に待ち時間を置きます。そのため、1回の巡回で見られるページの数には、上限があります。
数字・上限
- 1回の巡回で見るページ: 1サイトにつき、最大500ページ
- ページとページの間の待ち時間: 1〜3秒(相手のサイトが、robots.txtで、もっと長い待ち時間を求めているときは、それに従います。待つのは、最大10秒まで)
- 1サイトの巡回の時間の上限: 60分(超えたら、そこまでのページで終えます)
上限に達したとき#
ページの数が、上限(500ページ)に達したサイトは、監視サイト一覧の、サイト名の下に、注意が出ます(上の画像の1)。その回は、上限を超えた分のページを見ていません。 変更を見逃さないために、巡回は、次の順番で、ページを選んでいます。
- トップページ
- 一覧・入口のページ(新しいページへのリンクは、一覧から見つかるため、先に見ます)。URLの下に3つ以上のページがぶら下がっているページ、または、
news・blog・column・category・productsなど、一覧らしい名前のページです。上限の25%の枠まで - 新しく見つけたページ(まだ記録にないページ)。上限の半分の枠まで
- 30日以内に変わったページ(変わったばかりのページは、また変わりやすいため)
- そのほか: 最後に見た日が古いページから
上限に達した日の翌日は、前日に見られなかったページから見ます。そのため、ページの数が上限を超えるサイトでも、数日で、すべてのページを見て回ります。
8.5 取れないこと・取りにくいこと#
JavaScriptで表示される内容#
巡回は、ページのHTMLを取得して読むだけです。ブラウザのように、ページの中のプログラム(JavaScript)を動かしません。そのため、ブラウザで開いたあとに、プログラムが表示する内容は、読み取れないことがあります。
- 例: 一覧や価格を、開いたあとに読み込んで表示するサイト、予約や検索の結果を、画面の中で組み立てるサイト。
- 起きること: ページの枠(見出しやメニュー)だけが取れて、中身が取れません。内容が変わっても、変更として出ません。
- 対策は、ありません。見たいページのHTMLに、内容が入っているかが決め手です。ブラウザで、「ページのソースを表示」して確かめられます。
ボット対策で断られる#

サイトによっては、自動のアクセスを止める仕組み(ボット対策)が入っていて、巡回を断られます。大手の企業のサイトでも、1ページも取れないものがあります。断られたサイトは、監視サイト一覧の状態に、1赤い巡回できませんの印と、2「サイトが巡回を断りました(HTTP 403)」のような原因、3説明が出ます。
- 巡回は、運営者の名前と連絡先を添えた名前で、相手のサイトにアクセスします。ブラウザのふりは、しません。
- 相手のサイトの設定のため、こちらでは直せません。時間をおいても直らないことがあります。
- そのようなサイトは、別のサイトの登録に差し替えるか、サイトの変更を、ブラウザで直接確かめます。
robots.txtを守ります#
相手のサイトの robots.txt(巡回してよい範囲の取り決め)を、巡回のたびに1回読みます。
- 巡回しない場所(
Disallow)に当たるページは、見ません。 - 待ち時間(
Crawl-delay)が書いてあれば、それに従います(最大10秒まで)。 Allowや、*を使う細かい書き方は、読み取りません。robots.txtで、登録した範囲がすべて除かれているサイトは、ページを1つも取れません(巡回できませんになります)。
そのほか#
- ログインが必要なページは、取れません(HTTP 401。ログイン不要で見られるページのURLを登録します)。
- 削除・移動されたページは、取れません(HTTP 404。URLを確かめます)。
- 本文に、毎日変わる表示(日付など)が入っているページは、そのたびに、本文の変更として出ることがあります。月別アーカイブの件数だけの変化や、並び順だけの変化のような、意味のない変化は、除いています(第7章)。
8.6 巡回のようすを見る#

巡回のようすは、「設定(クライアント)」の監視サイトのタブで見ます。1巡回できていないサイトがあるときは、上に、赤い案内が出ます。2最終クロールは、最後に巡回した日時、3状態は、巡回のようすです。
- 監視中
- 巡回できています。毎日、順番に巡回します
- 巡回中
- いま、巡回しているところです
- 停止中
- 一時停止しています。巡回しません(第5章)
- 巡回できません
- 直近の巡回で、ページを取れませんでした。原因が、状態の欄に出ます
起きること
- 状態が巡回できませんになるのは、直近の巡回で、ページを1つも取れなかったとき、または、取れたページが、すべてエラーの応答だったときです。
- 一部のページだけ取れなかったときは、状態は監視中のままです。 取れたページの変更は、記録されます。取れなかったページの変更は、そのページが取れるようになるまで、出ません。
- 巡回できないサイトは、翌日、あらためて巡回します。成功すると、自動で監視中に戻ります。
- 次回の巡回の予定と、最後の巡回の日時は、サイト詳細でも読めます(下の画像。第7章)。

1サイトの状態(ここでは巡回できません)と、2最終クロールと次回予定の日時です。原因は、監視サイト一覧の状態の欄で読めます。
巡回できないときの原因#
状態の欄に出る原因と、できることは、次のとおりです。
| 原因 | 意味 | できること |
|---|---|---|
| サイトが巡回を断りました(HTTP 403) | 相手のサイトが、アクセスを断っています。ボット対策によることが多い | こちらでは直せません。別のサイトに差し替えるか、ブラウザで確かめます |
| サイトがログインを求めています(HTTP 401) | ログインした人だけが見られるページです | ログイン不要で見られるページのURLに変えます |
| ページが見つかりません(HTTP 404・410) | 登録したURLのページが、ありません | ブラウザでURLを確かめ、正しいURLに変えます |
| アクセスが多すぎると言われました(HTTP 429) | 相手のサイトが、短い時間のアクセスの回数を制限しています | 翌日、あらためて試します。続くときは、お問い合わせください |
| サイトの側でエラーが起きています(HTTP 500番台) | 相手のサイトが、一時的に不調です | 翌日、あらためて試します。何日も続くときは、お問い合わせください |
| サイトから応答がありませんでした(タイムアウト) | 時間内に、応答がありませんでした | 翌日、あらためて試します。続くときは、お問い合わせください |
| サイトの場所を調べられませんでした(名前解決の失敗) | ドメイン名から、サーバーの場所を調べられませんでした | 登録したURLが正しいか、確かめます |
| サイトに接続を断られました(接続の拒否) | サーバーが、接続を受け付けませんでした | 翌日、あらためて試します |
| 通信が途中で切れました | 接続したあとに、相手の側で、通信が切られました | 翌日、あらためて試します |
| 安全な通信(証明書)の確認に失敗しました | サイトの証明書が、期限切れなどで、確認できません | ブラウザで、警告なく開けるか確かめます |
| 安全上、許可されないURLです | 社内のアドレスなど、巡回できない場所のURLです | 公開されているサイトのURLに変えます |
| ページを1つも取得できませんでした | サイトに接続できなかったか、robots.txtで、登録した場所が除かれています | URLを確かめます |
| 時間の上限に達しました | 1サイトの時間の上限(60分)が足りず、途中までで終えました | 監視する範囲(URLのパス)を絞ります |
| 今日の巡回が終わりませんでした | その日のうちに、順番が回ってきませんでした。サイトの側の問題ではありません | 翌日、あらためて巡回します |
8.7 うまくいかないとき#
うまくいかないとき
- サイトを登録したのに、変更が出ない: 初回の巡回の順番を待っているか、変更がまだありません。サイトの状態と最終クロールを確かめます。最終クロールが「未実行」なら、まだ初回の巡回が終わっていません。
- 巡回できませんのサイトがある: 状態の欄の原因を読み、上の表のとおりにします。HTTP 403のときは、こちらでは直せません。
- サイトの内容は変わったのに、変更が出ない: ページの内容が、JavaScriptで表示されていないか、確かめます。ページの数が多いサイトは、各ページを数日に1回ずつ見るため、数日たってから出ることがあります。
- 変更を見つけた日が、実際に変わった日より遅い: 巡回は、変更を見つけた日を記録します。ページの数が多いサイトは、数日遅れることがあります。
- 「見るページが上限に達しました」と出る: ページの数が500を超えています。数日で全ページを見て回りますが、見つけるのが遅れることがあります。監視する範囲(URLのパス)を、見たい部分に絞ると、改善することがあります(URLを変えると、保存したデータは消えます。第5章)。
- サイトの状態が巡回中のまま変わらない: 巡回に、時間がかかっています(1サイトの時間の上限は60分です)。しばらく待っても変わらないときは、お問い合わせください。